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永遠の繭期がテニス少年たちを追っかける

舞台「TRUMP」感想

TRUMP感想

 

☆はじめに

 

 ごちゃごちゃっとした感想です。あっちこっちに話が飛びます。妄想まじりの文もありますので、おいここは違うだろと思われる部分も多々あるかと思いますが、どうぞ広い心で見てやってください…。LILIUMとSPECTERのネタバレも含みますのでどちらも見られた方推奨。まだLILIUM、SPECTER見てない方はぜひ見てください!一緒に絶望の谷底に落ちよう!!!あと以前のTRUMPから変更したところなど比較もしますが、初演等を見ていないのでD2版との比較になります。

 

 

☆観劇に至るまで

 以前D2版TRUMPを観劇し(見に行った公演で劇団Patchがチラシを配っていたのはいい思い出)そこからTRUMPシリーズにハマりました。そこからLILIUM、SPECTERはDVDで…と続き、そしてついにTRUMPの再々々演!

「うわあああああやったあああああああああ」と思う反面、某王子様のミュージカルにもハマってる私にとって、テニ○ではない。という舞台を九州から遠征するのは少し躊躇する訳です。最速先行のお知らせが届き、見たいけどどうしようと悩んでいる間に先行が終わり、キャスト発表。真宙くんが主演?!陳内さんがいる?!平田さんに吉田メタルさんに、末満さんも出るの?!今でも最速先行で取らなかった自分にデリコパンチと見せかけたキックです。

その後、涙目になりながら何とか別の先行でtruth、reverse1公演ずつ取り、観劇に至りました。遠征じゃなかったらもっともっと見たかった…!

 

 

☆廃墟での老人との出会い

 客席から登場する老人。「亡霊が…」の台詞にはどこのSPECTER?!となりました(T-T)クランにいた少年たちの亡霊でしょうか。そう思うととても切ない。ソフィのこと見てるのかな(T-T)

そして「本当に狂っているやつは自分が狂っていることに気付かない」ですが、3000年後のソフィ(このシーンの時点では1500年前ですが)のソフィを匂わせるので初っぱなから鼻の奥がつんとしました(T-T)

 

 

☆キャストパレード

 かっこいいいいいひいいいい。ソフィとウルを囲んで!大層良い!この辺りはかっこよすぎて記憶とんだ。

 

 

☆ソフィの回想

 D2版ではソフィとウルの二人で語っていた部分がソフィのみに変わりましたね。これでただの回想ではなくソフィの思い出感が増した気がします…!4500年生きても変わらず思い出せる…。それだけクランでの日々が大切で重要なものなんだと思うと…(T-T)

 

☆ウルに対しての級友たち

 D2版を見たときにふと思ったのが「デリコ家兄弟とアンジェリコは似てないな」と!

いや、違うヴァンプだから似てなくて当然なんですけど、それぞれ父親が血盟議会の幹部ながら、アンジェリコは取り巻きたくさん!スクールカースト最上位!父親の権力で先生でも言うこと聞かせちゃうよ!といった感じ。

一方でデリコ家兄弟は(ウルはソフィを選んでるし、ラファエロは孤高なのもあるので)取り巻きもおらず、お高くとまることもないため、良家の子息&エリートという感じはするけれど権力感はあんまりない…と思っていたので、今回のウルへの級友たちの媚びを秘めたお誘いなどの言葉かけは「そうそう~!デリコ家兄弟もめっちゃ貴族でめっちゃすごくてめっちゃえらい人の子どもなんだよな~!取り巻きになりたいよね!」と思いました。しっくりきた!

 

 

☆ソフィの生い立ち

 D2版では語られなかったソフィの生い立ち。SPECTERを経たため追加された?

「両親は僕が生まれたときに死んだらしい。捨てられたのかもしれないけど、死んでいる方がまだましだから死んだということにしている」(ごめんなさい台詞かなりあやふや)

ソフィーーーーーーーーーーー!!!!!!!違う!違う!色んな人が貴方のことを命をかけて守って貴方は生まれてきたの!!!!!!もう…もう…。SPECTERの皆の顔が頭をよぎりました(T-T)

 

☆ソフィと臥萬里

「本当は誰かにかまって欲しいくせに」ソフィの「君も僕に構わないでくれ。どうやら僕はクズのようだから」の後のこの臥萬里の返答!昔の臥萬里もダンピールの村に唯一の人間だったから心境が分かるのか、ソフィの本心を見抜く臥萬里に(実際には繋がっていたないけれど)血縁関係を見た(T-T)ヴァンパイアハンターとしてもソフィの事は気になるのでしょうが、D2版の「あのウルってのはお前の何なんだ?」より、穏やかになっててめっちゃ良かったです…!「それを友だちというんじゃないか?」ウルを導く臥萬里最高。

 

☆ティーチャーグスタフとティーチャーミケランジェロ

 ちょくちょくドナテルロ回顧録の内容を思わせるセリフがあって楽しかったです笑 「ティーチャーグスタフも昔は超問題児だったのよ☆私はいつも尻拭いをさせられてたのよ~」明るく言ってたけど、結構巻き込まれてますよね?笑 尻拭いどころか身代わりに脱走させられたじゃないですか!なよなよした男の子からオカ…いやいや強き女性になったといことでしょうか?

 

☆臥萬里とティーチャーグスタフ

 すごい因果で繋がってる2人が同じシーンにいると、2人ともお互いの事知らないはずなのにちょっとどきどきしました…笑

 

☆じゅんけつ倶楽部

 アンジェリコが言っていた「じゅんけつ倶楽部」(倶楽部表記は単に好みです笑)

「純血」?「純潔」?どちらも兼ねてる?

「純潔」だと思い出すのはやはりLILIUMだ~!。「心を汚さぬよう血族の誇りを育みましょう。我らの道が純潔であらんことを」とかいう目的で紫蘭と竜胆みたいにラファエロとアンジェリコで繭期のヴァンプを導こうとかいう目的だったらどうしよう…!どうもしませんが!笑

それでアンジェリコの人間を根絶やしに!という野望ですれ違ったとか?妄想捗るな~笑

でもやっぱりラファエロが加わってないのを見るに「純血」かな?純血を尊ぶ(であろう)倶楽部に入ることは弟の否定にも繋がりますしね…!じゅんけつ倶楽部を巡ってラファエロとアンジェリコが揉めてたら面白いな~!COCOONで描かれますよね…?友情を育んでいた2人が決別し、「ラファエロは俺が殺したかったのに!」と言わしめるほどの過去はとても気になるのでいつかお願いします…!

 

 

☆可愛い女の子をたくさんだ  

ソフィの不老不死に興味がるのかと尋ねるウル。ソフィに興味ないと言われたあとの

 

「そうか、じゃあ可愛い女の子をたくさんだ」

 

ど、どこのLILIUM~!(T-T)ソフィはLILIUMで「永遠を生き続けるには一人では退屈すぎる。だから僕は仲間を作ろうと思ったんだ。僕と一緒に永遠を生き続ける友を」と語ってたけど、「一人で生きるにはこの世は酷で」「寂しい」あまりウルと過ごしたクランを再び作り上げたり、ウルの願いを叶えるというのも大きかったのかな~(T-T)

あとクラナッハの最期の言葉の因果もあるか。

 

☆永遠の繭期

「永遠の命」が「永遠の繭期」に変更。ダンピールにとって繭期の終わりは命の終わりも同然ですもんね…。ソフィがLILIUMにて繭期の少女たちのみを集めていたのはウルが永遠の「命」ではなく永遠の「繭期」を求めたから?ウルが求めた「永遠の繭期」をLILIUMでソフィが作ろうとした事に繋がってきて切ない。ソフィはどこまでもウルの望みを叶えるのか…(T-T

 

☆ダリ家の家族関係

 ウルに対しての級友たちで書いた「権力感がない」ですが、お家の外では血盟議会幹部のダリ卿も家では普通のパパだったのかなあと思いました。権力を持つ人たちがとるような上から目線?な振る舞いをしてなかったから、子たちも権力を笠に着るようなことをしない子に育ったんかな~?頼もしくておちゃめなパパだったら最高。親の姿をみて子は育つ?

あと、ダリ卿の二人の息子への接し方の違いはもちろん母親が違うのも関係してる?どちらも愛しているけれど、原則として禁止されている人間との異種交配をしてでも生んだウルの方を可愛いかったのかも???

D2版では「ラファエロ、ウル…これが我らの結末か…」だったセリフが「ラファエロ…これが我らの結末か…」だったのもすごく考えさせられました…!ウルはリスクを負ってでも愛した人との子だとしたら、ラファエロの事は息子であると同時にデリコ家の運命やウルの秘密を守る、自分と同じ守り手、ある意味運命共同体?(うまい言葉がみつからない!)としてみてたのかな…?

ダリさんは「短命と分かっていてダンピールの子作るなんて」と「ダンピールの子でも

愛してるんだ!」と意見が分かれそうなキャラだ~。早くデリコ三部作してほしい(T-T)

 

☆ソフィとラファエロ

 ラファエロがソフィを助けるシーン好きだ~!自分もラファエロ好きだからソフィと語りたいわ。

 

☆クラウスとメリーベル

 メリーベルとクラウスの邂逅を匂わせるセリフがありましたね~!色々妄想が膨らみます。

 

☆星に手をのばすクラウス

「私の両の手は星に届きそうにない

 

アレンとのダンスシーン後のこれだめ涙腺決壊した。でも届く(T-T)届くというより掴んだという感じ

 

4500年後の廃墟でソフィとクラウスが邂逅したとき、D2版ではクラウスがソフィに手を差し出し、共にいこうという印象を受けましたが、今回はソフィがクラウスに両手をのばしたいた…!!!(T-T

クラウスは「星に手が届いたよ」と言ってましたから、ソフィを不老不死にした時点でクラウスのわがまま(望みというべき?)は叶ったのでしょうけど、ソフィが!クラウスに…!

ソフィが手を差し出すでもなく、声をかけるでもなく両の手をのばす仕草をしたのはアレンの血がそうさせるのかと思うと、このシーンを見たときの気持ちは言葉にできない…切ない?悲しい?どれも違う。

ただ1つ!大道具さん!あのセットを作ってくれてありがとう~!このシーンができたのはあの2階部分?があるクランのセットあってこそです(T-T

 

☆パンフレットについて

 D2版パンフレットと比較して読んで面白いなと思ったこと。SPECTERパンフにて既出の部分ですが改めて。(LILIUMパンフに書いてあるかは持ってないので分かりませんでした…)

ティーチャーって国家資格なんですね。繭期の少年少女たちと接するのだからそれもそうか…!でも国家資格なら、デリコ家とかフラ家の思惑とか裏で関わってそうで面白い。コネとかあるのかな~。お給料いくらだろ?笑

あと!隅っこの方に書いてある繭期の説明!最年少繭期7歳、最年長繭期44歳…?!最年長はロダンさんのことかな?これも今後関係してきそう…!最年長繭期さんの存在はダンピールにとって大きな存在になりそう!

 

☆全体

曲がかっこいい。新良エツ子さんの歌がすごい。早くサントラとDVD出してください! サントラとtruthreversemarble(東京大阪)、日替わり、バクステ収録して発売してください。お金なら出す!!!どこに頼めばしてくれますか?!?!と思ったらDVD発売ありがとうございます!!!!!

 

☆席について

今回初めてブルーシアターに行きました。でも席によって全然みえない…!9列と5列に座ったのですが、9列のときは前列の人の頭でほぼセンター見えませんでした(T-T)

センターで重要シーンが多々あるからとてもつらかった…!首痛い。次TRUMPシリーズを するときはどうぞきちんと見える劇場でお願いします… !

ロビーにお菓子があったのはびっくりしました笑

 

☆さいごに 

これからは、「巌窟少年」と末満さんの幽機交流領域の動画と『Pendulum-ペンデュラム-』を見つつ、DVD発売とサントラ発売決定&続編決定の報を待ちたいと思います!そしたらまた追記で感想とか書きたいな~!とにかく感想だけでも大千秋楽の日の間に投稿したかったからかけ足で書いた部分もあるので日本語おかしかったらごめんなさい!語彙力どこ~!

本当にこの舞台を見ることができてよかったです。行ってよかった!